プロフィール

山本のりこ
Noriko Yamamoto | Bossa Nova | vocalist, guitarist, songwriter
 
【お知らせ】
2022年をもってライブスケジュールのブログ掲載を終了いたしました。今後は終了後のレポートのみを投稿してまいります。ライブの開催予定は公式Web、またはTwitterにてどうぞご確認ください

2022-11-27

国立・沖本邸ライブ 終了

11月3日文化の日
島田さゆりバンドに参加、国立にある古民家、沖本邸の和館でのライブでした。

左から、山本、鈴木洋一さん(g)、島田さゆりさん(e.bass)、蔡怜雄さん(per)

島田さんのカルテット企画は2回目で、バンマスがベーシストという珍しい形態。会場の手配から選曲まですべて島田さんが仕切り、今回はジョビンのわりとクラシック寄りのナンバーが多く、エルメートなどのインストも取り上げていました。

お昼過ぎ、畳の客座敷から音を聴きながらのリハーサル。 沖本邸は洋館のほうでカフェをやっておられ、和館は催し物に貸し出しをされています。この日は抜群の秋晴れで、縁側の木々の眺めが絶景でした。

島田さんはナラ・レオンのアルバムの「Dez Anos Depois」の雰囲気がお好きということで、ベースからプサルテリーという古楽器に持ち替えてジョビン曲をやったりもしました。

 

ボーカルの人間は、自分がリーダーでないバンドライブというのはほとんど機会が巡ってこないので、難しいし勉強になります。いわば自分が運転していない車に乗っている感じ。サイドマンとして魅力が発揮できる方々は、きっと見た目の何倍も実力があるのでしょう。

島田さんはたおやかな雰囲気の方ですが、ベーシストなのでテンポやグルーヴの面では非常に要求が高く、特にテンポがだれ気味になるとハッキリ指摘してくれます。バンマス=ベーシストがテンポ管理をしっかりしてくれると引き締まったサウンドになるので、とても良いと思います。

 

沖本邸の洋館。

 

建物のある場所は国立駅から10分もかからず、線路沿いに突然高台の住宅地が現れます。こんな地形だったのか、と驚きます。

 

 

2022-11-24

取手エスピキューレ・サロン 終了

連日で演奏があり、10月23日、茨城県は取手のエスピキューレ・サロンで演奏しました。

写真で私の後ろにある木の筒のようなものが見えるでしょうか。これは波動スピーカーというもので、この日はこのスピーカーで音を出してもらいました。柔らかくて自然な響きです。10人強で満席になるアットホームなサロンで、ソロのボサノヴァ弾語りにはまさに理想的・・。久しぶりに良い力加減で演奏できました。

 

オーナーのえびはらなおみさんとは旧知の知り合いで、なんと26年になるそうです。私が東京に来て初めて知り合った数名の人のなかの一人です。

東京で全く知り合いがいなかった私は新しく音楽がやりたいと思い、雑誌のシンガー募集欄を見て応募をしました(ギターは弾けませんでした)。では来てくださいと言われて行った先は、実は録音サークルのような集まりで、録音を趣味にしているNさんという方が自分の素材として演奏者を募集していたのでした。録音媒体はなんと、貴重なオープンリールのテープでした。のどかな時代ですから、録音した音はカセットテープに入れてお土産のように貰えるだけで、どこにも発表はされませんでした。

同じくその募集を来られたなおみさんと、待ち時間に顔を合わせて知り合いました。歳が近かったことや、お互い生活が新しくなったばっかりだったこともあり、帰りにお喋りが止まらなくなって公園のベンチで何時間もとりとめない話をしました。その後、どちらも活動の場所が変わっていき、年代的にも自分のチャレンジをするのに精一杯でしばらく音信が途絶えました。今回のタイミングは、満を持してという感じではなかったかと思います。

 

なおみさんは何に対しても好奇心が旺盛。取り組んでいることに感性を目いっぱい開いて楽しむ、という姿勢が素敵で、それは出会った時からずっと変わっていません。取手に拠点を移されてオープンしたばかりのサロンだそうですが、ファンの方もすでに増えてきているようです。

次回は来年3月に決まっていますので、またお知らせします。

 

取手は茨城県といっても東京と隣り合わせのエリアですが、利根川を渡ったら空の色が何か違う。本当にいい空が見られます。

現地に近い守谷駅で降りると、滝平二郎さんの大きなステンドグラスがありました。茨城県の方なんですね! この広い穏やかな景色から絵が生まれたんだな、としみじみ思いました。

 

 

2022-11-20

JULES VERNE COFFEE にて

アールリエット高円寺でのライブでは、併設の珈琲ショップJULES VERNE COFFEEさんに大変お世話になりました。

まったくの偶然なのですが、こちらのお店は以前は茨城県のつくば市で「太陽と月の珈琲」という名前で営業されており、そのときに演奏させていただいていました。移転されてずいぶん近くなったことを知っていたのですが、なかなかお伺いする機会がなかったのです。そこへ施設での演奏の話が来たので、これはご挨拶せねばと飛んでいきました。

焙煎の腕前では定評のあるお店で、それはそれは、本当に美味しい珈琲です。店内で飲んでいる間にも沢山のお客さんが訪れてテイクアウトをされていきます。

アールリエットで演奏することをとても喜んで下さって、ご多忙のなか近況などをお話してくださいました。

以前の店名の"太陽と月の.."も素敵でしたが、杉並に移転後は小説家ジュール・ヴェルヌの名前を取って付けられています。そう、「十五少年漂流記」「海底二万里」や「八十日間世界一周」を書いた人です。

お店の本棚にもあります。わぁ~、子供の時に読んだな~・・ こういう夢のある物語をついぞ忘れてしまっていたことに気づかされました。丁寧に作られた珈琲とヴェルヌを掛け合わせると、「豊かな時間」という言葉が何となく思い浮かんできます。

ライブ当日は芝生広場で無料の試飲カウンターを出してくださいました。観覧のお客さんが詰めかけ、あっという間になくなったとのことです。本当にありがとうございます。

店舗のほうではフルーツサンドも大変な人気だそうで、ライブの後にお店に寄って食べたというお客さんが写真を送ってくださいました。めちゃ美味しそうですね..! いつも早い時間に売り切れてしまうそうです。

 

 

2022-11-15

アールリエット高円寺 終了

この秋はライブがいくつかあり、忙しく過ぎました。
コロナの波が一段落して世の中が少し元に戻って来た感じがします。本当にひさびさの完全屋外でのライブ。アールリエット高円寺、通称「高円寺アパートメント」でマツモニカさんとのデュオで演奏しました。ご来場ありがとうございました!

ここは昔からある賃貸マンションで、例えばデザイナーの方などが事務所兼住宅として使えるようにとスタイリッシュにリノベーションしたものだそうです。1Fには店舗と芝生の庭があります。

お客さんやお友達で、子供さんが生まれてなかなか外に出られなかった方々も沢山来てくださいました。私としても、いつも静かな屋内でライブをやっているので、大手を振ってお子さん連れで来てしてもらえる機会があるのはすご~く嬉しいことでした。初めて会う子供さんが、芝生のシロツメクサを摘んでプレゼントしてくれたりして、胸がキュンキュンでした・・。店舗の方が芝生に敷物を敷いてくださり、大人の皆さんもちょっとした遠足気分だった、とのことでした^^

マツモニカさんとご一緒するのも久しぶりで、今回は機材のセッティングが慌ただしくもありましたが、演奏に入るといつもの集中力で安定のステージングを見せてくださいました。

主催のJR都市開発さんとは夏から打合せをずっとしてきて、当日に向けてイベントを作る作業はやはり楽しいなと実感しました。そして、1Fの店舗なかの珈琲ショップ、JULES VERNE COFFEEさんとは心あたたまる再会に。そのことも後のブログで書きたいと思います。

 

 

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