プロフィール

山本のりこ
Noriko Yamamoto | Bossa Nova | vocalist, guitarist, songwriter
 
【お知らせ】
2022年をもってライブスケジュールのブログ掲載を終了いたしました。今後は終了後のレポートのみを投稿してまいります。ライブの開催予定は公式Web、またはTwitterにてどうぞご確認ください

2026-05-03

映画『ブルータリスト』

 『ブルータリスト』 素晴らしい映画で、観終わったあとに色々なことを考えています。

 ブルータリスト建築は1950年代頃に流行した様式で、戦後の資金不足を解決するためコンクリート打放しのままの建物を作ったことから台頭してきました。"剝き出しの"という意味です。

 仕上げ材や装飾が使えないならいっそのことただ箱のようにしまえば、というアイデアが価値感の転換を生み出し、粗野なデザインの方が潔くて格好いいじゃないかという流れに変わったのです。

 ボサノヴァなんかもそうですが、今までの価値観をひっくり返すカウンターカルチャーの流れは常にチャンスを狙っています。初期のボサノヴァを代表するレコードメーカー、エレンコレーベルのジャケットは赤と黒だけのモダンデザインでしたが、これもお金が無かったことから二色刷りになったという経緯がありますよね。

 転換の萌芽が見えたときに多くの野心家が名を成し、酔狂者が群がり、しばらく経って飽きられるとまた別のスタイルが生まれ・・ その繰り返し。しかしそのなかで、ずば抜けて才能ある作り手から奇跡的に美しいものが生み出されれば、耐えて残ります。

◆  ◆  ◆  ◆  ◆

 映画は戦後にハンガリーから米国に移住した建築家トートの物語でありますが、わりと序盤で施主のヴァン=ビューレンからちょっとした質問をされるシーンがあります。

 『なんで建築を?』

トートの答え:

 『構造について言うなら、立方体だという以外に説明のしようがないんです。

戦争を経てもなお私の作品の多くが生き残り、市街に現存していることが分かりました。

ヨーロッパの出来事の恐ろしい記憶が私たちを虐げるのをやめたとき、それらが別の機能を果たすものになり替わるのを、私は待っています。周期的な民族意識の地殻変動を起こす、政治の起爆剤となることを。

私はすでに予見しています。怒りや怖れが集団レトリックを作り出し、こうした軽薄なものがあちこちで川のように流れだします。ところが、私の建物はドナウ河の河川浸食にも耐えるように考案されているんです』

◆  ◆  ◆  ◆  ◆

 エピローグでは時代が突然80年代へ飛び、エレクトリックなプログラミング音楽とともにラースロー・トートの回顧展が開催されました。中年の女性になったラースローの姪が件の建物のコンセプトを語るスピーチでは、当初のデザインの意図に加えてシオニスト的なテーマが強調され、やや違和感がありました。

 27年後の姪っ子を演じる女優さんは顔だちも体格も全然似ていなくて、一瞬"これは誰?"みたいな混乱を引き起こすのですが、この女優さんはランティモス監督の奥さんですね・・。

 スピーチを締めくくったあと彼女は落ち着かなく目をキョロキョロし、その様子からこのシーンは皮肉として意図されているんだろうと感じましたが、どうなんだろう。

 ・・おそらくこれが彼の言った"レトリック"だとすると、姪っ子は新しい時代の代弁者としてラースロー・トートの建築に新しいイデオロギーを設定しようとしている・・? 車椅子でスピーチを聴きながら「それでいいんだよ、あとは任せたよ」という顔の年老いたラースロー。

 彼が若い頃に建築について語った答えはそのまま映画や他の芸術にもあてはまり、歴史の普遍性を見つめる監督の思索を表しているようにも思えます。

 

 

2026-04-26

アフターアワーズ1975 with ヤマカミヒトミさん

 投稿がすっかり遅くなりましたが、2月は高円寺「アフターアワーズ1975」にてヤマカミヒトミさん(sax, fl)とのデュオライブでした。

 

 

 ヒトミさんとご一緒するのはコロナの時期以来で、別日のリハーサルも含めて嬉しい会合。久しぶりに彼女の音楽への美学に刺激をもらいながら演奏しました。選曲はジョビンなどに加えてトニーニョ・オルタ、ジョイスなど、ミナス周辺のMPBもまじえて。まだ寒い春、野山に咲いた花を見つけながら歩くような、楽しい音の散歩でした。

 

 ヒトミさんには遠征やコンサートホールなどのライブの際などに共演をお願いすることが今まで多かったのですが、今回のように"ギグ"仕立てのライブではもしかしたら初めてかもしれず、せっかくなのでMCで彼女の仕事について大いに語っていただきました。最近のスタジオワークや、いままでの活動の歴史についても紹介してもらい、お客さんも興味深く聞いておられたようです。

 

 

 静岡の遠征で以前よくお世話になっていたミュージシャンのOさんがはるばる来てくださって(わざわざ宿を取って!)、旧交を温めました。終了後に近くでプチ・打ち上げを。。楽しかったなぁ。。

 

 ご来場のみなさま、ありがとうございました。

 

 

2026-02-15

Colina Madre ライブ

 2026年、今年もどうぞよろしくお願いします。

 1月は「Colina Madre」というアルバム・プロジェクトのリリースライブに参加しました。作曲家・ピアニストの安田寿之さんのCDと&フォトグラファー村上由希映さんによる写真の合作です。

 アルバム制作では、私は安田さんの曲への作詞をし、ギター、ボーカルを録音しました。ボーカリストは私のほかに岩下清香さん、行川さをりさん、Licaさんが参加なさっています。安田さんが弾くピアノの下でサウンドの屋台骨となる、コントラバスの飯田雅春さん。音楽部門は総勢6名で、一堂に会して生演奏をお披露目するイベントでした。会場の尾山台um(ウム)は、木の床や椅子の風合いが温かい素敵なハコでした。

 アルバムの最初の立案からトラックダウンまでに3年の月日がかかっています。私は制作にそのような長い時間をかけたことはないので、中断してまた再開する時にテンションが保てるということに驚くとともに、そういう創り方があるという実例を見せてもらったのは大いに勉強になりました。『Colina Madre』、とても良いアルバムですのでぜひチェックして見られてください。

 他のボーカリストの方と同じステージに立つ機会は近年滅多になく、とてもワクワクしました。

 初めてお会いする岩下さんは90年代にメジャーからシティ・ポップのアルバムを出されていて、実力がありながら奔放で柔らかい歌。気さくなお人柄に楽屋で話がはずみました。行川さんこと"なめちゃん"は、私が高田馬場のコルコヴァードでセッションホストをやっている時からの知り合いで、当時はエリス・レジーナそっくりに歌う子が現れたと評判でした。今はすっかり自分の世界を持ってボーカリストとして円熟期を迎えておられます。Licaさんは今回参加がかなわずお会いできませんでしたが、アルバムでの声と息の臨場感は本当に素晴らしかったです。

 写真は、当日のライブを村上由希映さんが撮影されたものです。村上さんは奈良県在住ですがご出身は豊中市で私の高校にも近いエリア。知っている遊び場の話が盛り上がりました。

 他の写真も安田寿之さんと村上由希映さんのinstagramでたくさんご覧になれますよ!

 

 

2025-12-30

年の瀬ライブ グレープハウス

 12月28日 今年最後のライブは年の瀬に開催しました。

 高円寺の北、早稲田通りを超えて中野区に入ったところにあるグレープハウスさん。初めてお借りして会場としました。夕方に到着すると窓にモミジが紅葉しています。モミジの木の上には葡萄棚があるのですが、今は葉っぱが落ちています。

 暗くなって照明が点くとまた雰囲気が変わります。最初に部屋に入ったとき、自分の足音の響きを聴いてここはボサノヴァにぴったりの場所だとすぐに思いましたが、実際すごく気持ちいい音でギターが鳴りました。

 キッチンも込みでお借りしているので、お湯を沸かして好きな飲み物を淹れてもらったり、アットホームなイベントにしてみました。春や夏、もっと暖かい季節の様子を想像すると、とても楽しそう。またぜひここで催してみたいです。

 年末の多忙のなか駆けつけてくださった皆様、本当にありがとうございました!

 

 

2025-11-11

2025年の発表会

 毎年秋にもよおしている発表会。いつもは教室のある杉並区の近場でやっていましたが、すこし足を延ばして早稲田の会場をお借りしました。

 会場のルールでマイクを使えなかったので、生音で演奏してもらったところ、やりやすかったようです。皆さんとても良いパフォーマンスを披露されました。

 杉並は森の雰囲気に囲まれていますが、早稲田は「町」、気さくで人の往来がにぎやかなところ。今回は音楽にも少しそんな解放感がプラスされた気がします。もちろん部屋に入ってしまうと違いは無いんだけど、行きがけに見た景色や音が演奏にも反映されるんじゃないでしょうか。

 あいにく小雨で肌寒かったものの、打ち上げの夕食も楽しく、秋の遠足のような一日でした♪

 

 

2025-10-26

ノースマリンドライブ 最後のライブ

 ずいぶん日が経ってしまいましたが、5月25日の渋谷・ノースマリンドライブでのライブはたくさんのご来場ありがとうございました。ご存じの方も多いかと思いますが、お店が8月に閉店し、この日が最後のライブになりました。

 

 

 閉店の告知はこの日はまだ一般にはされていませんでしたが、内々にうかがっていたので、今日が最後だなと内心で思いながら演奏していました。お店ができてから17年(ご店主との交友はなんと30年)、年に数回のライブを続けてきたので、ほぼホームと言える場所でした。お客でもよく立ち寄ってお酒を片手に楽しい話を沢山させていただき、感謝、感謝です。

 

 この店で観るのが好きなお客様もたくさんいらっしゃり、足しげく通ってくださった皆様には心から御礼申し上げます。私にとっても、音楽を隅々まで知り尽くしている店主の東野さんに立ち会ってもらいながらライブをするのが、何よりもの励みでした。。とはいえ、何事にも区切りはあるもので、その向こうに新しい扉も待っているのでしょう。ここで培った経験を糧に、また精進してまいりたいと思います。

 

 

2025-08-31

春のライブ その2:アフターアワーズ1975

 3月の春分に近い週末は、高円寺「アフターアワーズ1975」にてお昼のライブでした。マツモニカ(harmonica)さんとのデュオで。

 

 

 夏日と言われるぐらいの気温で、あったかい日差しのなか演奏しました。遠方から久しぶりに駆けつけてくださったお客様もあり、とても嬉しかったです。

 

 

 お店にアクセサリー作家さんのブローチが売られていて、ひとめぼれして即購入。さっそく洋服に付けてみると雰囲気が良くて、お客さんも次々と購入^o^。少し前まで寒い季節だったので、"そろそろお洒落しませんか?"という誘いのような出来事、ものぐさな私には有難いです。

 

 みなさまご来場ありがとうございました!

 

 

2025-08-30

春のライブ その1:宝塚で

 この夏は格別に暑かったですね、お盆を過ぎてやっと落ち着いて机に向かえるようになってきました。

 今年は3月にさかのぼること、早春の時期に郷里の宝塚でクローズドの演奏をしてきました。知り合いの方が誕生日のお祝いをなさるということで、パーティーでの演奏でした。

 場所は清荒神の山の手にあるシチニア食堂。この地区は、山のお寺につづく坂道沿いに土産物の商店街が昔からありました。その一角をリノベーションして作られた素敵なカフェです。

 主賓の方がご還暦にあたって自分でパーティーを企画され、40人ほどのお友達がご来場。写真、絵画、文学、映画、色々な活動を通じて知り合ったお友達だそうで、往年の"ボヘミア"主義を思わせるような自由なコネクションがそこにあります。ボサノヴァ代表?として加えてもらったことは光栄でした。

 

 

 ビュッフェは腕によりをかけて作られたものが並びます。写真ないですが、魚介類がとくに圧巻! 準備中に入店したので、キッチンで沢山のスタッフさんが動いておられるのを見て、以前に静岡に沼津にあったblue waterの面影を感じました。流れは場所や時間を越えて続いていくのでしょう。そこに音楽も。。

 

 

2025-02-19

竹と梅、春の訪れ

 今年初めての更新になります。今年もどうぞよろしくお願いします。

 このブログを覗いて下さっている方がいらっしゃるそうで、しばらく更新がないのでお体大丈夫でしょうか、とお尋ねをいただいてしまいました(!) はい、とっても元気です^^

 twitterあらためXでのつぶやきはほぼ毎日続いていて、始めたのは東北の震災の前だったので、十数年でしょうか。日記代わりに日々の短信をしています。しょうもない内容ですが..良かったらあわせてご覧ください。
 
山本のりこ Noriko Yamamoto | bossa nova
https://x.com/noricalor/

 

 さて、大好きな早春の季節・・ 近所で竹林のある宮前公園では、竹の葉の色が鮮やかな黄緑色になってきました。日当たりがよくて、梅も年明けにはもうちらほら咲いてます。

 杉並区では住民ボランティアで公園のお世話をする仕組みがあるようなのですが、あるとき久しぶりに公園を通りかかると、見違えるように美しくなっていました。刈り取った竹をリサイクルして、垣根が作られています。

まっすぐな竹の影、切りそろえられた竹でできた花壇の縁が調和して、夕日が斜めに当たるとうっとりするような景色なのです。

 どうもボランティアの人が入れ変わった様子で、プロの造園仕事かと見まがいますね。水道の蛇口に感じのいいタワシがかけてあり、作業の手際がわかります。

 部屋で机仕事をしていて息が詰まって来るとここに散歩に行き、竹を割ったような(笑)人になって戻ってきます。

 3月のライブ予定をサイトに掲載しました。皆様ぜひお楽しみになさってください。予約受付中です。

 

 

2024-10-06

新緑~夏のライブ

 ブログをだいぶご無沙汰してしまいました。今年は住まいが水のトラブルに遭いまして、補修工事などであっという間に半分以上が過ぎました。映画「Shape of Water」を撮ったデル・トロ監督が"水は境界を越えてどこにでも行ける"と言っていましたが、本当に水ってすごいなと思いました・・

そのため遠征ライブもブッキングができなかったので、関東以遠の皆様、またお会いできるときまでに精進してまいります。

5月5日 渋谷ノースマリンドライブ

 大好きな新緑の季節の渋谷での演奏、オリジナルを多めにお送りしました。

 昨年から楽曲制作で共同作業をさせていただいていた、作曲家の安田寿之さんが、ご来場くださいました。安田さんとの仕事はSNSでご紹介しておりますが、また改めてホームページやここでも書きたいと思います。

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8月17日 高円寺アフターアワーズ

 お盆の時期、Steve Sacksさんとのデュオ。酷暑のため久々に夜のライブにしました。

 Steveさんがパーカッショニストの木川保奈美さんを誘ってくださり、何曲かパンデイロで飛び入り共演して下さいました。切れのあるリズムはいわずもがな、音色にこだわっておられるのを感じました。カイミのサンバなどを華やかに。

 ご来場の皆様、ありがとうございました! 今年はあと2本、東京で演奏して終わりになりそうです。

 

 

2024-04-26

アフターアワーズ1975 早春のライブ終了

3月16日 高円寺アフターアワーズ

 2024年、初めてのライブは少し間をあけて春先に行いました。たぶん3年ぐらいぶりになるマツモニカ(harmonica)さんとの共演です。

 前の週は大変冷え込んでいつ冬が終わるんだろうという感じだったのに、この日は突然のポカポカ陽気。心身ともにゆるんで、リラックスした楽しい演奏ができました。マツモニカさんは遠征ツアーの直後で、旅をしてきた人ならではのフレッシュな雰囲気が、奏でる音にも表れていたような気がします。

お店のカウンターから撮っていただいた店内風景。素敵なスタッフの皆さんやお客様に見守られて、幸せなひととき。

客席には小さな画家のお客様もいらして、こんなスケッチを描いてもらいました。可愛すぎて、もったいないぐらいです、、(こうなるように努力します・・)

今回のセットランチメニューは、ラザニアでした。スムーズにお出しできるようにメニューを一択で企画してもらっていますが、とても好評だったようです^_^ 高円寺アフターアワーズは平日にランチ営業もやってますので、お近くの方はぜひお出かけください。

 

 

2024-01-31

ノースマリンドライブ クリスマス2023

昨年は、渋谷ノースマリンドライブでのクリスマスのライブも4年ぶりに復活しました。

 

 

日程をいつもクリスマスに近い日曜日にさせてもらっているのですが、ずばりイブの日に当たってしまい、渋谷の街は超混み。お客様には年末の多忙な時期にお運びいただいて、お陰様でとても楽しい雰囲気のライブになりました。

 

ちょうど一週間前に、カルロス・リラ逝去のニュースが舞い込みました。90歳の大往生だったそうです。ボサノヴァの全盛期を過ぎても彼は曲を作っていたし、マイペースながらとてもクリエイティブな人だった印象があります。この日はカルロス・リラ作品を沢山演奏しました。

カルロス・リラは、日本ではジョビンほど名を知られていない存在ですが、エレガントさという意味ではこの人の曲が真にボサノヴァらしいと思います。クラシック音楽の流れを汲む美しいメロディや、洒脱な雰囲気も大好き。また彼の曲を沢山聴きたい、歌いたい、と気持ちを新たにしました。

 

店主のヒガシノさんがサンタ服だったので(今年初めて着たとのこと)、一緒に写真を撮ってもらいました😆 今年もお世話になりました!

 

 

2024-01-30

TIPOGRAFIAでのライブ

すっかりご無沙汰している間に、2024年になりました!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年の年末は、大阪は豊中の焙煎珈琲店、チッポグラフィアさんで4年ぶりに演奏することができました。

 

 

開演前のBGMはいつも絶妙なセンスのものを選んでおられ、この日は「戦場のメリークリスマス」でした。私はこの映画はリアルタイムで映画館で観ました。当時は10代でよく分からなかったものの、今となっては見返すたびに深みを感じるようになってきました。マイクに向かう直前にこれがかかってると、何だか大げさですが、自分が断罪の日を迎えたハラ軍曹のように思えてきます・・

 

 

ライブ当日はお店の18周年で記念日で、当日限定のブレンド珈琲を出してくださいました。豊中というのは商売にはなかなか難しい場所で、18年はもう老舗の部類ではないかと思います。これからも美味しい豆と珈琲を末永く届けていかれてくださいね。

関西一円、遠方からもお客様に駆けつけていただき、本当にありがとうございました。

 

 

 

2023-10-31

夏から秋へのライブ 2題

だいぶんご無沙汰してしまいました。この夏は暑さが厳しかったですね、やっと過ごしやすくなってホッとしています。皆さんも同じではないでしょうか。

まだ残暑のつづく9月、10月と一本づつライブがあり、無事に終わりました。ご来場ありがとうございました。

9/3のノースマリンドライブ、今回も沢山お越しいただいて嬉しかったです。それから、マツモニカさんが終盤で遊びに来てくださって、駆けつけで飛び入り。ソロのステージが一気に華やかになりました。

10/15は、茨城県の取手へ。エスピキューレ・サロンにお邪魔するのは3回目でした。今回も自然な音のする波動スピーカーで快適に演奏させていただきました。あいにくの雨でしたが、遠くからもおいで下さったお客様がいらして感激でした。

今年はじつは、年明けに風邪を引いた余波で声のコントロールが思うようにならず、意図しないところで声が裏返ってしまう時期がしばらくつづきました。今年前半にライブにおいで下さった方には、お聞き苦しいところをお見せしてしまったこともあったと思います。状態によっては当日の中止もあり得たので(幸いそういうことはありませんでしたが)、共演者の無いソロライブを中心にブッキングしてきました。9月になってようやく元に戻って来まして、明けない夜はない、という気持ちです・・。気持ちを新たに、また精進してまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

2023-08-31

SPARKS 東京公演

酷暑もやっとおさまってきましたが、ピークに暑かった7月25日、SPARKSの来日公演を見てきました。今年の夏の思い出🎐

 だいぶ昔に数曲聴いたことがあるぐらいの程度で今まで気に留めていなかったのが、レオス・カラックスの映画「アネット」あたりから面白いなと思い始めて、ちょくちょくネットでチェックしていました。コロナが明けてきた春先に公演情報が出ていたので、よし、久しぶりに大会場でコンサートが見たいな!と、チケットを取ったのです。

70年に結成してもう50年以上も活動しているというこの兄弟バンド。ベテランなのに大御所臭さがしないし、カリフォルニアの出身なのにブリティッシュみたいで。曲は淡々としつつ抜け感があるのが不思議な魅力です。もろもろ取りまとめて、「中庸」の精神みたいなもの・・が一本筋を通しているような気がします。

前日が大阪だったらしく、この暑さのなか当日に列車移動しての公演は彼らの年齢からすると本当にハードですね。倒れないでと心配になるぐらいでしたが、内容はそれはそれは素晴らしいものでした。米国の公演の模様や前日のハイライト動画もネットに上がっていましたが、比べるとこの日の演奏は腰がぐっと据わったテンポで、一曲一曲をていねいに噛み締めて演奏しているような良さがありました。場内の拍手もそれに呼応してさざなみのように、各曲をしみじみと味わっているように響きます。

渋谷公会堂が建て替わってたのも知らなかったのですが、その新しいLINE CUBEという会場。渋谷の公園通りあたりもすっかり人通りが戻って賑やかで、テンションあがります。やっぱりライブは行き帰りの道中も含めてライブになるんだなぁと・・。3階席のロビーからは夕暮れが綺麗に見えていました。

 

 

2023-08-30

つばめ軽食店 終了

7月9日 宝塚 つばめ軽食店

 東京のライブの翌日は、宝塚へ。「つばめ軽食店」でこれまた4年ぶりにライブを行うことができました。いままでにもおいで下さっていたお客様、万障繰り合わせて駆けつけてくださり本当にありがとうございます。

毎回マイクを使わない生音で演奏していますが、ここでは少し耳を澄ませて聴くぐらいの音量なので、サウンドが空間に充満しないのがすごく独特な感覚です。音量足りないかな~・・?と最初は思うのですが、時間が経つにつれて聴こえるようになってくるのです。今回も音を出し始めると、そうそうこの感じだった、と懐かしく思うのでした。

 良い感じに年期が入って来たインテリア。お店もコロナ中はやはり沢山ご苦労があったそうで、終了後にはご店主と積もる話に興じました。

 事情で日帰りになってしまいアッという間の旅。。次回は未定ですが、またぜひ関西に行きますのでどうぞよろしくお願いします。

 

 

2023-08-29

アフターアワーズ1975 夏のライブ終了

7月8日 高円寺アフターアワーズ

 またまた、大変ごぶさたしてしまいました。。夏らしくなった七夕の週末、Steve Sacksさんをお迎えしてアフターアワーズでランチライブ。盛況かつ懐かしい方もお顔を見せてくださったりと、とても嬉しかったです。

リニューアルで生まれ変わったアフターアワーズですが、コロナで演奏が中断する直前のライブは2020年の年明け、同じくSteveさんと共演でした。なので3年ぶりのお手合わせとなりました。

ボサノヴァやブラジル音楽に対する捉え方がおそらく似ていて、何も説明しなくてもすっと演奏に入っていけます。お会いしてから年月が経つにつれてその感覚は増してきているようで、肩の力を抜いて楽しみました。

今回のランチは欧風カレーのセットでした。野菜が盛りだくさんでお客様にも好評だったようです。この場所での次回のライブはおそらく来年になるだろうと思いますが、また催していきたいと思います。

 

 

2023-06-19

ノースマリンドライブ 緑の5月のライブ 終了

5月5日 渋谷ノースマリンドライブ

 大変ごぶさたしてしまいました、、5月のゴールデンウィークは子供の日にソロライブ、沢山のお客様にご来場いただいて本当にありがとうございました。

5月からコロナの規制も緩和ということで、ようやく晴れた気持ちで演奏に臨めました。この日、お客様にもオンマイクにてお礼を申し上げましたが、先の見えないトンネルのような3年間を応援していただいて、とてもとても感謝しております。

いつもシンプルで気取らないノースマリンドライブの店内、大好きな眺めです^_^

 

 

2023-04-01

しゃれこうべ 終了

3月26日 神保町しゃれこうべ
またまた寒い雨の週末。神保町の老舗喫茶店にて、上の助空太郎さんとのジョイントライブでした。

ボードヴィリアンの空太郎さんは浅草界隈の演芸場でも活躍されていますが、音楽はとても洒脱なポップです。以前"バロン"の芸名で演奏されていたときに池ノ上ボブテイルなど同じ場所に出ていたのでお名前は知っていました。ジョアン・ジルベルトが元々大好きとのことで、日本語で歌われるものの、声質や発声がジョアンをほうふつとさせます。

この日の彼の演奏はお天気どおり「三月の雨」から。これも日本語に訳してあり、元の詞の意味やリズムがそのまま生きる言葉が満載でした。演芸の本領発揮の小唄、「梅は咲いたか」もとても素敵。もしジョアンが小唄を歌ったらこんなふうかなと思えました。

今は「2マン」というそうですが、いわゆるタイバンライブ。違うジャンルの方と場所を同じにするのは、音楽の本質を求められるような緊張感があります。いつもよく来て下さるお客様によると、私の演奏は"いつもと一味違う気迫"があったとのことで、こういう機会をもらって修行するのも大事だなと思いました。

 

アンコールでは空太郎さんと「O Pato」を演奏。楽しいひととき、お立会いの皆様ありがとうございました^_^

 

しゃれこうべ喫茶部のマスターは、リズム&ブルースバンド、モアリズムのナカムラさん。彼ともずっと前にジョイントライブで知り合いました。ジャンルは違ってもギターの細やかな音への愛情は共通。まったく同じ土俵で音楽の話ができます。

しゃれこうべは昼間は喫茶店として、夜はバーとして営業中です。お店は創業50年、高円寺アフターアワーズと同じくお店を大好きな方が手を挙げて引き継いでこられてる模様。このライブシリーズは5月あたりまででいったん一区切りとなるようで、私としては最初で最後の演奏になりました。

3月、急にたくさんライブが入ってあわあわしましたが、何とか出来るもんですね・・ 4月はライブがないので、コロナ明けの世界に備えて力を蓄えたいと思います。

 

 

2023-03-31

アフターアワーズ1975 終了

3月18日 高円寺アフターアワーズ1975

昨年リニューアルオープンされてから初めてのライブです。以前のレトロな木製の内装から一転、写真のとおりモダンで明るいカフェの雰囲気になりました。

コロナまん延の3年間のあいだに入居している建物が火事で全焼し、困難を乗り越えての再始動です。重ねてご店主の圭介さんがご病気で亡くなりました。新店舗を引き受けられたのは、このお店の出演者だったボーカリストの甲斐久仁江さんです。

 

音楽と二足のワラジを履く久仁江さん。彼女のお料理への愛情は音楽創りにも通じるようなところがあって、私は本当に感心しています。相模原の真鍋流農園というファームの無農薬野菜を取り寄せておられるそう。コロナ禍のあいだ食べ物が出るライブをまったく出来ていなかったので、ぜひ今回食事を大きくフィーチャーしたライブにしたいと思いました。ランチセットをご相談したところ快く受けていただきました。

この日のラザニアのランチ、お客様にもとても好評でした。

雨が降ってちょっと冬に逆戻りな週末・・ 皆様ご来場ありがとうございました。また、今回予約が早くに一杯になったので何人かお断りしなければなりませんでした、ごめんなさい・・ またの機会にはぜひよろしくお願いいたします。

 

 

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