4月18日 cafe dufi Farewell Live
名古屋のカフェ dufi で最後の演奏をしてきました。3月で閉店となることを知った時は、遠くから感謝の気持ちで見守るしかないと思っていましたが、閉店後にゆかりの深いお客さんを集めてお別れライブをと声をかけていただいて。私もソロライブ自体を1年やっていなかったので、いろんな意味で緊張しながら新幹線に乗りました。
一番最初にお店を訪れたときからずっとそうでしたが、ご店主の水野さんは飲食の準備に一心集中していて、お店に着いたあとは私はほぼほったらかし、ひとりで演奏の準備をしてスタート時間を迎えます。この"ほったらかし"感、各々自分のことをやる感じが私は好きでした。この日も同じでいつものdufiが迎えてくれました。
お気に入りのフランスのポスターからカフェの看板や内装のイメージを作っていったそうです。壁はずいぶん古くなっていますね。
ステージの後ろにいつも貼ってある公開中の映画のポスター。最初のライブの時は「かげろう」でした。今日は「マジック・ランタン」
サンバタウンのゼジさんが音響のセッティングを応援しに来てくださり(その機材はゼジさんがお店に進呈したものらしい)、久しぶりに再開できました。その前に会ったのは確か10年以上も前・・。懐かしさと嬉しさでいっぱいになりました。
ソーシャルディスタンスで半分になった客席は閉店の名残りを惜しむお客さんで埋まりました。飲食店での演奏は時節柄心配もありましたが、皆さんマスクをこまめに着け外ししてよく気遣っておられます。客席には、PaPiTa MuSiCa の西原さんご夫妻、Calorリリースの際に新聞の記事を書いてくださったAさん、dufiにいつも来て下さったお客さんなどのお顔が見え、それぞれの方との思い出は再会することで「今」という新しい色に更新されるんだなと、歌いながら感じていました。
ライブの最後に水野さんからひと言挨拶があり、それを聞きながら、やっぱり食と文化の拠点としてのカフェの役割はなくてはならないもの、と強く思いました。これからは系列のbar dufiを中心にやっていかれるそう。まだまだ休んでもらっては困るので、お元気でご活躍を、また会える日を楽しみにしています。
自分のことについていうと、ソロライブは1年も空いたらもう出来ないんではないかと恐く思っていましたが、お客さんの反応があれば音は勝手に出てくるよう不思議でした。この日を境に、コロナ下でもうまく工夫して対面でライブをすることにこだわって行きたいと、心新たにしているところです。
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